2025年4月8日。
スマホを開いた瞬間、目を疑った。
「広末涼子、傷害容疑で現行犯逮捕」
──また、彼女の名前が、あの言葉と一緒に並ぶ日が来るなんて。
たしかに、彼女にまつわるニュースはここ最近もちらほら見ていた。
でも今回は、正真正銘の“現行犯”報道。しかも暴行容疑って。
深夜に病院で看護師に暴行?
前日にはトレーラーに追突事故?
情報が錯綜する中、ふと頭をよぎったのは、あの男の顔だった。
──鳥羽周作シェフ。
彼女の名前と彼の名前が、世間をざわつかせたのは、たしか2023年の初夏。
“ダブル不倫”と報じられた2人の交際劇。
週刊誌にスクープされ、2人とも仕事を失い、表舞台から消えていった。
正直、最初は「え?」と思った。
だって、広末涼子と鳥羽周作?
全然タイプ違くない?
いや、むしろ彼女のイメージが儚げで純粋なだけに、ギャップがすごかった。
でも、記事を読んでいくとわかってくる。
彼女はただ“恋に生きた”のだ。
「命がけの恋」とまで言われていた。
それを見て、「いや、それはちょっと…」と感じた一方で、
どこかで「羨ましい」とすら思った。
だって、40代半ばになっても、そんな風に誰かを好きになって、
すべてを投げ出してでも一緒にいたいと思える相手がいるなんて、
普通じゃない。
■そして今、鳥羽さんは──
そんな中での、今回の事件。
鳥羽さんの動向も、つい気になってしまった。
SNSを見てみると、なんと!
あの堀江貴文さんプロデュースの「小麦の奴隷」とコラボ中。
パン作ってる!しかも結構人気出てる!
なんていうか……生きてるなぁ、って思った。
逆風の中でも、しぶとく、でも前向きに。
あの報道の後、鳥羽さんもずいぶん叩かれた。
「家庭を壊したシェフ」なんて言われて、レストランを辞めざるを得なかった。
でも、あれからちゃんと立ち直って、
自分の料理でまたチャレンジしてる。
一方で、広末さんは……
もしかしたら今、一番苦しいときかもしれない。
■報道によると──
今回の事件は、静岡県の病院で起きたとのこと。
看護師に対して暴力を振るい、現行犯で逮捕。
前日にはトラックと接触事故も起こしていて、
その直後にマネージャーと一緒に病院に運ばれたらしい。
精神的な不安定さや、体調の乱れもあったのかもしれない。
いずれにせよ、薬物との関係は現時点で報道されていない。
ただし、ネット上では「やっぱりか」とか「変だったもんね」なんて言葉が飛び交ってる。
人って、残酷だな。
一度“しくじった”人に対して、世間はとことん厳しい。
芸能人はなおさら。
■「あのとき」の延長線上にある現在
でも、私は思うのだ。
今回の事件の根っこには、あの2023年の“恋”があったのではないか、と。
全部を捨てて、愛に走って、
結局それが破綻して、
周囲からは冷たい視線を浴びせられ、
仕事も減り、家庭も崩れ、
ついには、自分の心のバランスも壊れてしまった──。
もちろん、暴力は許されない。
でも、そこに至るまでに、どんな気持ちの波があったのかと思うと、
ただ「悪い人」だとは言い切れない部分がある。
■じゃあ、鳥羽さんは?
彼は、今や料理人として復活の道を歩んでいる。
彼のSNSを見ると、どれもポジティブな言葉であふれてる。
「挑戦あるのみ」
「失敗しても前へ」
そういう彼の言葉は、きっと自分にも言い聞かせてるんだろう。
失敗した自分を、責めすぎないように。
でも、広末さんのSNSはもう更新されていない。
一体、彼女はいま、どんな気持ちでいるんだろう。
■トランプ関税と物価高の話まで飛び火
あ、そういえば、最近読んだ記事に、
“アメリカの牛肉価格の高騰”と“トランプ関税”の話も出ていた。
「吉野家の値上げ」って話題からの流れだったけど、
トランプ前大統領の政策が今も尾を引いていて、
アメリカの畜産業が混乱してるらしい。
結果、牛肉も値上がり。
つまり、牛丼チェーンはこれからもっと苦しくなる可能性がある。
そんなタイミングで、鳥羽さんは国内産の素材にこだわったパンづくりに転向。
それって、無意識のうちに時代の波を読んでるのかも……。
■最後に、思うこと。
芸能界も飲食業界も、まるで荒波の海みたいだ。
一度バランスを崩したら、簡単には戻れない。
でも、誰だって間違えることはある。
そのあと、どう立ち上がるかで人生が決まる。
私は、鳥羽さんが立ち上がった姿を見て、
少し希望をもらった。
そして、広末さんにも、また戻ってきてほしいと思う。
もう一度、どんな形でもいいから、
彼女らしく輝ける場所に立ってほしい。
世間の目なんて気にせずに。
ただ自分らしく、素直に生きてくれたらいい。