GitHub Copilotを企業導入する前に確認すべきセキュリティ設定|DX担当者が調べた注意点

「GitHub Copilotを社内に導入したいけど、セキュリティ面が心配」「どのプランを選べばいいかわからない」——そんな疑問を持つ情報システム部門やDX担当者に向けて、実務で調べた内容をまとめます。

私はグループ会社のDX推進室でシステム開発・AI活用を担当しています。社内でGitHub Copilotの導入検討をした際に、特に重要だと感じたセキュリティ設定について解説します。

2026年4月のポリシー変更で何が変わったか

GitHub Copilotを企業で使う上で、まず押さえておきたいのが2026年4月に行われたポリシー変更です。

この変更により、Free・Pro・Pro+プランではデフォルトでユーザーのコードやプロンプトがAIの学習データとして使用される設定になりました。つまり、個人で使う分には問題ないかもしれませんが、企業の機密コードや社内システムのソースコードをCopilotに入力した場合、そのデータがAIの学習に使われる可能性があります。

オプトアウトは可能だが注意が必要

Free/Pro/Pro+プランでも設定でオプトアウト(学習データへの提供を拒否)することは可能です。ただしデフォルトがオプトイン(学習データに提供する)になっている点が重要です。設定を変更し忘れると、意図せず社内のコードが学習データとして使われてしまいます。

企業導入はBusiness/Enterpriseプラン一択の理由

一方、Business・Enterpriseプランはデフォルトで学習データへの提供がオフになっています。企業として導入する場合、このプランを選ぶことでセキュリティリスクを大幅に下げられます。

プラン学習データへの提供企業利用
Free / Pro / Pro+デフォルトでオン(オプトアウト可)非推奨
Business / Enterpriseデフォルトでオフ推奨

BusinessプランはOrganization単位で管理でき、管理者がメンバーの利用状況を一括管理できます。Enterpriseプランはさらに高度なポリシー管理やSAML認証との連携が可能です。

DX担当者が社内説明で使えるポイント

GitHub Copilotの導入を社内で提案する際、経営層や情報セキュリティ担当者から必ず出る質問が「社内のコードが外部に漏れないか」です。以下のポイントを押さえておくと説明がスムーズになります。

  • Business/Enterpriseプランを選べばコードは学習に使われないことを明示する
  • 送信されたコードはリクエスト処理後に破棄され、GitHubのサーバーに保存されないことを説明する
  • 社内のセキュリティポリシーに合わせてCopilotが参照できるリポジトリの範囲を制限できることを伝える
  • 導入前にセキュリティレビューを行い、利用ガイドラインを策定することを提案する

導入前に確認すべきチェックリスト

  • ✅ Business/Enterpriseプランを選択しているか
  • ✅ 組織のセキュリティポリシーとの整合性を確認したか
  • ✅ 利用者向けのガイドラインを策定したか
  • ✅ 機密情報をCopilotに入力しないルールを周知したか
  • ✅ 定期的な利用状況のレビュー体制を整えたか

まとめ

GitHub Copilotは生産性向上に大きく貢献するツールですが、企業導入においてはプラン選択とセキュリティ設定の確認が不可欠です。特に2026年4月のポリシー変更以降、Free/Proプランのデフォルト設定には注意が必要です。

企業での利用はBusiness/Enterpriseプランを選択し、組織全体のセキュリティポリシーと合わせて運用ルールを整備することをおすすめします。

DX推進やAI活用に関する情報は今後も発信していきます。ブラウザで使える無料ツールも提供していますので、ぜひご活用ください。

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